たとえば、メンバーの質問に対して、「またその質問?この前も説明したでしょ」と面倒くさそうに返したりしていませんか。
あるいは「そんなこともわからないの?」「またやったの?」とあきれてみせたりしていないでしょうか。
自分は何気なく、あるいは冗談のつもりで言ったとしても、それが相手には小さなトゲとなって刺さることがあります。そしてこちらに悪気がないだけに、受け取る側は抗議の声を上げにくく、飲み込んでモヤモヤが残ってしまいます。
このように、ハラスメントには至らないものの、相手を動揺させたり不快感を与えたりする言動を、「マイクロアグレッション」と呼びます。日本語に訳すと「小さな攻撃」です。
相手に対してマウントを取る行為も、マイクロアグレッションの一例と言えるでしょう。
マイクロアグレッションは言語表現だけでなく、態度や表情などの非言語表現にもあります。
たとえば、リアルの場でメンバーが話しかけてきても、パソコンから顔を離さず「あー、はいはい」と受け流しながら聞く態度も、マイクロアグレッションです。マネジャーは単に忙しくて顔を相手に向ける余裕がなかっただけなのかもしれませんが、メンバーは「ちゃんと話を聞いてもらえていなかった」「雑に扱われている」というメッセージを受け取り、心理的安全性を感じられません。
マイクロアグレッションは日常的に起きていて、100%防げるものではありません。それでも、マネジャーがメンバーの立場に立った言動を少し意識するだけで、確実に減らしていくことはできます。
自分の何気ない言動が相手の心理的安全性を損ねていないか、お互いに気をつけながら接していきたいものです。
引用元:https://toyokeizai.net/articles/-/666572
何気ない言動が誰かを傷つけてしまう。
悪気がないので気付きもしない。
当事者以外は気付かないかもしれない。
ますます孤立化してしまう。
思いやりの心を忘れずにいたいです。
0 件のコメント:
コメントを投稿