松田: そうですね。社内システムを作るとき、その企業でのオペレーションフローや人の動きを設計の“単位”にしてしまうと、外部サービス化は難しく、デジタイゼーションで止まってしまいます。デジタライゼーションにまで発展させるには、単位を人ではなくモノやサービスにしないといけません。設計の基準や中心が変わってきますよね。
小林: つまり、たとえ最初は社内のシステムを作るとしても、その企業のオペレーションフローや組織に合わせたものから脱却して、ユーザー中心の設計を意識しないとダメということですよね。
松田: はい。ただこれはすごく難しい部分です。自社の業務フローを一度抽象化して、どんな情報の塊を扱っているのか、それをどんなシステムに落とし込めば良いのか捉え直さなければいけないので。そうしてデジタル化しないと、その企業でしか使えないシステムになってしまうでしょう。
小林: 基幹システムを作るときは人のフローに合わせがちですし、さらにそのシステムを使い続けると、今度は人の動きもシステムにとらわれていきます。こういった人の動き方をリセットすることも重要なのかもしれません。
小林: 前回お話しした小さなDXをどんどん実行することが大切ですよね。少しずつでもデジタルの成功体験を積み重ねれば、社内にデジタルのファンが増えてくる。それは、若いエンジニアを求める企業姿勢や、高待遇で迎える環境づくりにもつながるでしょう。
大切なのは、小さいことでいいので、まずは足元でデジタイゼーションをしつつ、同時に遠い未来の突飛なデジタライゼーションを考えておくことではないでしょうか。小さなデジタルの成功体験を重ねながら、それと未来の壮大な新事業をつなげて道筋を探ることが重要かもしれません。ニチガスの例で分かるように、自社の土台を固めるデジタル化が、実は将来の非連続的なビジネスにつながっているのです。
引用元:https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2111/19/news007.html
システムは人にあわせて作成する。そのシステムを使い続けるとシステムにとらわれていく。
そして改変することが難しくなる。
丸ごと違うシステムに置き換えてしまった方が楽なのかもしれない。
そして現状の動きにあわせようとカスタマイズする。
お金がかかる。
改善が難しくなる。
丸ごとリプレースする。
カスタマイズする。
お金がかかる。
カスタマイズが全ての現況なのかもしれない。
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