勇気あるリーダーは自分の弱さを素直に認められる

2022/02/02

リーダー

t f B! P L

非常に多くの組織で見られるように、従業員が挑戦を躊躇するような正当な理由があるにもかかわらず、彼らに常にチャレンジを求めることは、実際のところ強いリーダーシップではない。しかしながら、「勇気を奮え」と従業員にプレッシャーをかけるリーダーがやっていることは、本質的にそれだ。
そのようなリーダーは、暗にこう言っている。自分には勇気が欠けているので、従業員が正直に振る舞い、新しいことに挑戦し、正しくリスクを冒そうと思えるような環境を用意することができない。それでも勇気を出して正直に振る舞い、新しいことに挑戦し、リスクを冒しなさい、というわけだ。
それでは残念ながら、個人や組織が学習し、変化して、成功するために必要なことを、従業員が日常的に実行するような環境をつくることはできない。そのやり方がうまくいかないことは、スーパーヒーローでさえ知っている。彼らは自分以外の誰かをスーパーヒーローに仕立てようとしているわけではなく、勇気ある行動が日常的に必要とされない、安全な社会をつくるために時間を割いているのだ。
いま私たちが必要としているリーダーは、お世辞を言ったり、媚びたりする従業員を従えるのではなく、しっかりと意見を述べてくれることで、リーダー自身の学習をうながすような従業員を周囲に集め、彼らを高く評価するリーダーだ。
たとえうまくいかなかったとしても、新しいことに挑戦した従業員を咎めるのではなく、その挑戦に報いるリーダーである。多様な視点を排除する時代遅れの仕組みを、改革するリーダーが必要なのだ。
今日のリーダーに必要とされているのは、従業員に勇気ある行動を要求するのではなく、みずからその手本を示すことだ。フレッド・ケラーが実践したように、たとえ自分の地位やジェンダー、人種などの属性により、自分にはそれをやる必要がなかったとしても、あえて自分自身の脆弱さを認めようとすることである。


引用元:https://www.dhbr.net/articles/-/8340


自分は安全地帯にいながら、部下には挑戦しろと言う。
挑戦しろと言いながら、一方では、ルールで縛り付ける。
ルール・標準化は大切だ。ただそれだけでは前進できない。
言葉だけでは何でも言える。
実態の伴わない言葉はただの戯言だ。
でも、両面で進めていかなければいけないのも事実。
まずは自ら手本となるように動いていく。
そんなリーダーになりたい。

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