提供する価値こそが重要で、その手段としてモノがある。あるいはモノづくりとは、いったん完成形に近い状態のモノができたら、そのモノを経由して目指す価値に近づいていくということに過ぎないのではないかと思うのです。
ただ、つくっている途中で「これは少し、到達したい価値とは違うものになっていないか」と思い始めることがあるかもしれない。でき上がりを見て「本当に多くの人に価値を提供できるものに仕上がっているかどうか、分からない」ということだって、あるかもしれないわけです。
それでも完成というゴールが決まっていると、でき上がったことに安心してしまう。その結果、当初想定していた提供価値に到達する前に、価値づくりをやめてしまうというケースは多いのではないでしょうか。
人間は、つくる楽しさを知っているとモノをつくりたくなってしまうもの。でも、それを我慢してでも、価値の提供を追求する方が大切です。でき上がりの結果だけの「アウトプット」ではなく、その効果や成果である「アウトカム」をしっかりつくり出していくことを、もっと意識すべきだと思います。
その際、とてつもなく大きな武器となるのが、Notionなど最近のノーコード、ローコードで動くツールです。こういうノーコード、ローコードのツールは「あれができない」「これができない」とエンジニアにはバカにされがちです。しかし最近のこうしたツールは、意外と機能が高く、思った以上のことができてしまうものです。
また、新規事業・サービスにおいては、最初は完全でなくてもいいので迅速に、コストをかけずに立ち上げるということがより重要な場合が多いです。今あるツールをバカにせず、有効に活用していくことは非常に大切なことです。
https://diamond.jp/articles/-/283113
確かに、モノを作り上げ、リリースすることが最終目標になってしまい、価値づくりまで考えが及ばないのが現実です。改善作業は続けているのですが、正直追い付いていません。やりたいことがあり過ぎて、優先順位をつけて対応していくしかないのが現状です。初期開発の品質にいつまでも引きずられてもいます。なかなか悪循環から抜け出せません。
一度、全てを捨てることができるといいのですが、、、
0 件のコメント:
コメントを投稿