ウェルビーイングは世界保健機関(WHO)が戦後広めた概念だ。個人や社会のありようを示す用語で企業経営との結びつきは希薄だった。企業が関心を寄せるようになったのは最近のこと。背景には経営環境の変化がある。産業構造が労働集約型から知的創造型へと進化している。VUCA(変動性、不確実性、複雑性、曖昧性)の時代に競争力の源泉は創造性や革新力だ。これらを生み出すのは個の力。社員一人ひとりの潜在能力を引き出す方法としてウェルビーイングに目を向けた。
新型コロナウイルスの感染が拡大し「アンチワーク」(望まない就業の忌避)が世界で広がるなど就労観は変化した。個人の幸せや興味、人生観などに寄り添う人事戦略の重要性は増している。
半面、ウェルビーイング経営が企業価値向上にどう結びつくかは不確定要素もある。そもそも何が幸せかは一人ひとり異なる。どんな施策が社員のウェルビーイングを高めるか。先進企業の実績が見えてくるのもこれからだ。
引用元:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD0113Q0R01C22A0000000/
そもそも何が幸せかは一人ひとり異なる。
確かにその通りであり、全ての人を満足させることは難しい。
ただ、難しいから何もしなくていいわけではない。
少しでも幸せになれる人を増やすため、企業は努力して欲しいし、
個々人でも幸せを求めていくべきだと思う。誰かのせいにするだけでなく。
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